カホンの奏法


カホンのベーシック奏法

結論から申しますとカホンの叩き方にこれといった決まりはありません。カホン起源のペルーの海岸地方では皮の張った太鼓の代用から発していますので、奴隷として連れて来られた人々が故郷アフリカのリズムを刻むことが多く、奏法はアフリカの太鼓の奏法に準じているようですし、フラメンコにおいても1960年代以降にギターの伴奏楽器に取り入れられた経緯で、元々のパルマ(手拍子)に準じたコンパス(リズムパターン)で演奏されています。日本においては1990年代にラテン、ブラジル系音楽の打楽器奏者などが自分の楽器セットに取り入れたようで、パンディエロやドラムセットなどの打楽器のフレーズを置き換えた形で演奏されてきました。つい最近になっていろいろなジャンルで活躍する演奏者によって教則本(海外版)や教則DVD(ビデオを含む)が発表されましたが、それぞれ独自の視点(楽器の置き換え)で、演奏方法を解説しています。


カホンの音色

一般にハンドドラムではオープンとクローズの2つの音があります。
オープンの音は、叩いたら打面からすぐに手を離して鳴らしますのでサスティーン(余韻)が残ります。
クローズの音は、叩いた手をそのまま打面に置いたり、片方の手で打面を触ってミュートして、余韻の短い音を出します。

1. ベース

手の平をちょっと窪めて、お椀のような形にして、出来たお椀の縁で叩くようにします。(クローズ)
腕は肘から動かすようにし、手は打面に対して平行に動かします。スポットはセンターで上の縁から15cmほど下がった所にあり、
演奏は決して上体を前傾させる必要はなく、姿勢を維持するようにします。これを誤ると腰を痛めることになります。
ただ一部の打面の厚いカホンでは胴体の中央部にスポットがあり、腕を伸ばしたり前傾しないと鳴らせない場合もあります。
うまくベース音が出ると低いッピッチで低音が響き、打面の不要な振動や内弦も鳴ることがありません。

ベース音の演奏では打面をかかとでミュートして音程をかえる奏法があります。
ミュートする位置を叩きながら動かすことによって連続的に音程が変わりますのでフィルインなどに応用出来ます。

2. スネア(トーン) カホンの胴体の上の縁近辺を数本の指先で叩くと打面がと胴体の縁に当たり短い音が出ます。
この時、打面の振動が内側にある響き線を振動させてスネア音(スナッピー音)を発生します。
手は力を抜いて真直ぐに、肘から手首、指先という具合に動かし打面を打ち下ろしします。
人差し指、中指、薬指の指先から第2関節までが同時にまたは順番に打面に触れるようにします。
打面に当たる手先の面積を加減したり、指の数で音量の調節をします。(オープン)

3. スラップ 演奏中最も大きな音が必要になったとき使います。実際には、トーンを同じ位置を叩きますが、
指の力を抜き、打面を掃うような動きで勢いで強く叩きます。(オープン)

4. ティップ 指先でほとんど聴こえない程度に刻み、リズムの継続を指先でカウントするようにします。



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